大学受験に必要な、カナダの歴史(カナダ史)の知識・要点を簡単にまとめたページです。
目次
17世紀までのカナダ
先住民
カナダの先住民は、モンゴロイド系のアメリカ=インディアンやイヌイット(エスキモー)などである。
彼らの先祖は、4万年前の氷河期に、シベリアからベーリング陸橋(当時は陸続きだったベーリング海峡)を通って北米大陸に移動した。
先住民は、氷原や森林で狩猟生活を営み、多くの部族に分かれて生活していた。
現在のカナダでは、先住民のことを指す場合、「インディアン」の代わりに「ファースト・ネーションズ」という言葉が用いられる。
発見
西暦1000年頃、ノルマン人(ヴァイキングとよばれる北ヨーロッパの漁民)の首長レイフ・エリクソンが、北米大陸に到達した。
1497年、イタリア人のジョン・カボットがカナダを発見した。カボットの航海を支援したのは、ヘンリ7世(テューダー朝の創始者)。
1534年、フランス人のジャック・カルティエがセント・ローレンス川を発見した。フランス領カナダ(ヌーヴェル・フランス)の基礎を築く。
1610年、イギリス人のヘンリ・ハドソンがハドソン湾に到達した。