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国家の三要素
国家の三要素とは、「国家」として認められるために必要な3つの条件のことをいいます。
国家の三要素は、次の3つです。
- 主権(または権力)
- 領域(または領土)
- 国民(または領民、人民、住民)
ここでいう主権とは、国家を統治する権力(統治権)を意味します。
領域とは、主権(統治権)が及ぶ範囲をいいます。領域は、領土・領海(または領水)・領空からなります。
国民とは、領域に住む人のことをいいます。
「国家の三要素」を提唱した人物は、ドイツの法学者であるゲオルグ・イェリネックです。
主権
「主権」という言葉には、次の3つの意味があります。
- 最高意思決定権
- 領域支配権
- 対外的独立性(対外独立性)
フランスの政治学者であるジャン・ボーダン(ジャン・ボダン、Jean Bodin)は、「主権論の祖(主権理論の祖、主権論の父、主権理論の父、the father of sovereignty、the father of sovereignty theory)」と呼ばれています。
領域
領海
沿岸から12海里の水域です。
排他的経済水域
沿岸から200海里の水域です。
領空
領空は、領土および領海の上空です。排他的経済水域の上空は、領空に含まれません。